YK○エピ○ードVS超高性能サッシ
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YK○エピ○ードVS超高性能サッシ


サッシを替えたときの効果について検討してみました。

比較したのは「YK○エピ○ード」と「パッシブハウス仕様」です。

(ちなみに「LIX○Lシンフォ○ー」は「YK○エピ○ード」より若干性能が劣る程度でほぼ同等と考えられます。どちらもちょっと前のハイグレードサッシです。)

幅160cm高さ200cmの一般的な掃き出しサッシで比べて見ました。

この窓が3箇所あればセラミックファンヒーター(600W)一台分の効果があると言うことです。エアコンであれば12畳用から10畳用へグレードを下げられます。

節電効果

窓一箇所の節電効果は120円/日

一時間当たり0.2kWで、一日24時間で換算すると4.8kWとなます。4.8kWを1kW辺り25円で計算すると120円/日となります。

※セラミックファンヒーターにて料金を計算。エアコンだと1/3くらいになります。

体感温度

窓の表面温度(窓全体の平均)は6.5℃の差が生まれます。体感温度も窓付近ではけっこう下がることになります。

※体感温度は周囲の壁等の表面温度と気温の平均とする考えがよく取り入れられています。

結露

室内温度22℃相対湿度50%とすると窓の表面温度が11℃で結露が発生します。

今回の比較で行けば性能の悪い方のサッシでも平均表面温度は13.6℃になるので結露が起きないと言うことになりますが、ここにトリックがあります。平均表面温度は平均でありサッシはガラス部分と枠部分でその表面温度はかなり変わるのです。

ガラスの表面温度はそこまで低くないのですが、フレームの表面温度は5.06℃まで低下します。これはもう間違いなく結露します。室内が相当乾燥していても結露します。冬場は肌の乾燥やウイルスの繁殖を防ぐために湿度は40%以上に保ちたいのですが、窓は逆にどんどん除湿をしてしまうのです。

Uf値は各社非公表

Uf値(サッシ枠の熱貫流率)という値があります。これはUg値(ガラスの熱貫流率)と合わせて個別にUw値(窓全体の熱貫流率)を出すのに必要な数値なのですが、国産サッシメーカーは公表していません。この数値を出してもメーカーはまったく得をしないので当然と言えば当然ですが、これではフレームの性能を比較することが出来ません。リビングアメニティー協会というところがWindEyeという計算システムを公表していて、ここで窓毎にフレームの面積比やUw値が計算出来るので、ザックリとUf値を逆算する事が出来ます。その結果だとUf値は7.0以上となります。最高性能とされているA○W430でも2.0以上となります。Uf値を公表したくないわけです。

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