



01
概要
本計画は静岡県浜松市(地域区分6・比較的温暖)を計画地とし、敷地に余裕がある条件を活かして建物を真北基準で配置しています。これにより、四季の太陽高度や方位の把握が明確になり、冬期の日射取得や夏期の遮蔽計画を意図どおりにコントロールしやすくしています。なお本建物はモデルハウスとしての性格を重視し、一般住宅における納まりの最適化よりも、外観・プロポーション・素材表現などの意匠性を優先した設計方針を採っています。
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02
基本図
・平面図(1F,2F) ・立面図 ・断面図




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03
外皮性能
•屋根(λ=0.11):母屋間=吹付硬質ウレタン充填+外側=XPS付加断熱 •外壁(λ=0.20):充填=吹付硬質ウレタン/外付加=仕上げ別採用(塗り=EPS、タイル=XPS) •床:無断熱(基礎断熱採用) •基礎立上り(λ=0.31):EPSを立上り両面打込み(熱橋抑制) •基礎スラブ(λ=0.35):スラブ下全面XPS(基礎断熱) •サッシ:APW430,431 •玄関ドア:InnoBestD50
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日射遮蔽
・ヴァレーマ(2F南面) ・アウ ターシェード(1F南面) 外付けブラインドは日射遮蔽・目隠の機能を兼ね備えている。 また、ブラインドが受けた熱を室内に持ち込まない点で内付けブラインドより優れて



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サッシ納まり
サッシの取り付けは、一般的には構造用面材に直接固定しますが、本計画では外壁側に約40mmオフセットして施工しました。これにより、サッシ枠が外壁仕上げにかつカタチで納まる為、比較的施工が容易になります。厚みのある外断熱に対しては納まりにおいて工夫が必要。また、3方共にサッシと躯体の間のクリアランスを大きく取り、発泡ウレタンが充填できるようにしました。パッシブハウスにおいてはこういった小さな熱橋対策が重要になります
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06
空調計画
本計画では、熱交換換気装置にローヤル製 SR200SR を採用し、4kW のアメニティーエアコンを1台設置しています。熱交換器とエアコンを直結することで外気処理エアコンとして機能させ、熱交換器を通過した外気と室内の還気を合流させてエアコンに取り込みます。処理された空気はダクトを介して各室へ冷暖気として直接分配され ます。このように換気経路にエアコンが組み込まれていると、エアコン内部は常時通風され、カビ胞子の定着を防ぎ内部を清浄に保つことができます。なお、トイレおよび床下のRAは室内に循環させずに熱交換器を介して屋外に排気されます。




