古庄 正臣2月19日1 分木造柱の有効細長比木造の構造計算をこれまでにかなりの数出してきましたが、ごく稀に有効細長比の検討書を出せと言われます。横架材間距離が4.5m超えなければ105角の柱で問題ないのですが、それを明示せよと言うことなんでしょう。 ただ、ここ最近は小屋の水平構面を船底のように上げて水平梁を無くしたい...
古庄 正臣2021年1月7日1 分CO2濃度のシミュレーション個室のCO2濃度がどう変化するのか気になり、シミュレーションをしてみました。 結論としては、一人あたり20〜30m3の換気が各個室に対して取れていれば良い。といったところでしょうか。 当たり前の結果ですが、その時間的変化にまで踏み込めたことが、今回の収穫です。 その他感想...
古庄 正臣2020年12月21日1 分自邸の外構計画この1年もお尻に火が付きっぱなしで、終わろうとしてます。 オフィス兼自邸の外構工事は常に後回しで・・・。紺屋の白袴と行ったところでしょうか。 いい加減ほかっておけないので、半分やっつけ仕事ではありますが、計画をまとめました。...
古庄 正臣2020年7月3日1 分木造住宅の基礎梁を偏平梁に変換近頃は床下エアコンやダクト取り回しの為に、基礎の立ち上がりを減らしたいことが多くなってきました。この場合、逆梁にして基礎梁を連続させることが常套手段です。 ですが、工事費のアップや基礎底盤下に断熱を行う場合の施工性の問題などがあり、できれば逆梁にしたくないというのが本音だと...
古庄 正臣2020年5月9日1 分3Dプリンター導入しました願の3Dプリンターを導入しました。 試行錯誤しましたが、1/100の模型も作れることがわかりました。 ただし、精度や見やすさを考えると、1/75くらいがベストですね。 100㎡程度の住宅で、ある程度設計が進んでいれば、モデリングに2時間弱、印刷には3日弱は係る感じです。
古庄 正臣2020年2月17日1 分ほぼパッシブハウスが完成間取り、構造、環境のすべてを細かに設計しきった物件がほぼ完成しました。 2018年の夏に始まったプロジェクトがやっと実を結びました。 始まりはUa値0.4以下の家を作りたいというお客さんの言葉から始まりました。お客さんがUa値を指定して依頼してくる時代が始まったかと感心して...
古庄正臣2018年7月26日2 分超高性能サッシのメリット海外にはアルミサッシでも高性能なものがあります。こういった高性能サッシのメリットとは何なのか? 窓の性能を語る場合に、外せないのは断熱性能と日射遮蔽性能です。 それぞれ、Uw値(熱貫流率)、η値(日射遮蔽係数)で表現されます。...
古庄正臣2018年5月29日2 分住宅性能評価住宅の客観的な評価指標として住宅性能評価というものがあります。平成11年の品確法制定に伴いこの制度は誕生しました。 品確法がそもそも住宅の品質確保の促進等に関する法律という名前の法律なので、住宅の品質をどう確保するかが焦点なのです。ですが、住宅に関しては品質を測る物差しがな...
古庄正臣2018年5月14日1 分デザインと構造当社では構造計算と省エネ計算だけという業務も多く行っています。今回は木造住宅はデザインと構造を同時に考える必要があるという話です。 いわゆるデザイナーさんの中にはデザインは得意だけど構造や施工に疎い方もいらっしゃいます。私たちはそういった方に技術的なバックアップをして構造面...
古庄正臣2018年5月10日1 分基礎底版の熱損失日本の外皮性能の計算基準では基礎の底版からの熱損失は無視することになっています。 この基準で一次ネルギー消費量を計算し、それを元にゼロエネルギーハウス等の認定を行っています。その為、基礎の底版には断熱が不要という認識が広がっています。...
古庄正臣2018年5月8日1 分2020年の省エネ基準2020年から新築住宅を建てる際には省エネ基準をクリアするように義務づけされるようです。 以外と知られていませんが、アルミサッシでも基礎に断熱がなくてもクリアできる程度の基準です。ぜんぜん厳しくありません。 この基準が義務化されることで、これをクリアしておけば大丈夫みたいな...
古庄正臣2018年5月7日1 分土台に設置する金物柱の柱頭柱脚に金物を設置するようになってから20年近く経ちますが、高耐力の金物があるから取りあえず付けておけばいいと考える工務店もあります。 違反というわけでもないので難しいところですが、構造設計をする立場からするとここはしっかりとして欲しい部分です。最近はコーナー金物で2...
古庄正臣2018年4月26日1 分U値の意味最近はUa値(平均熱貫流率)で建てものの断熱性能を表すようになりました。U値は部位別の断熱性を表す値で、それを使用面積で按分して平均を出した値がUa値です。 U値という値にどんな意味があるのか。その観点でU値についてまとめてみました。 #Ua値
古庄正臣2018年4月25日1 分基礎底版の考え方基礎の底版部分にはこのように配筋をします。この配筋、実はどちらが上側に来るか決まっています。どちらが上側に来てもいいように設計することも出来ますが、現場の監督さんには基本をしっかりと理解しておいてほしいものです。 基礎の配筋の考え方について簡単にスケッチでまとめてみました。...
古庄正臣2018年4月24日2 分基礎について住宅の基礎について、まだまだ認識の低い人が多いと思います。今回は基礎の構造について述べたいと思います。 住宅の基礎には布基礎、ベタ基礎、独立基礎といくつかの形状があります。私がたずさわってきた住宅は全てベタ基礎なのでここではベタ基礎に絞って説明します。 図1(基礎の種類)...
古庄正臣2018年4月22日1 分耐力壁(耐震壁)の最低長さ耐力壁は60cm以上必要、と端的に説明する人がいますが、誤解を生みやすいのでここで解説したいと思います。 この本が、住宅の木造構造計算のバイブルで、構造計算する全ての人が参照していると思います。ここでは以下のように書かれています。...
古庄正臣2018年4月17日1 分Off Grid House Project以前に海上コンテナを使って、パッシブハウスを作るプロジェクトを商社さんと検討しました。プロジェクトは資金的な面で続けることは出来ませんでしたが、とても興味深いプロジェクトで、お蔵入りにしてしまうのがいやなので、木造でコンテナを作るというアイディアをプラスして、自社内でコツコ...
古庄正臣2018年4月15日2 分住宅の性能について「03劣化の低減」「劣化の低減」に付いて説明したいと思います。 けっこう緩い基準で、まともな工務店さんなら普通にやっていることです。ただ、長期優良住宅に認定されるためには、これらの項目について基準をクリアしている旨を第三者に図面等で説明する必要があります。...
古庄正臣2018年4月12日3 分住宅の性能について「01構造」最近のハイスペック住宅について検証してみようと思います。 まずは検証する住宅のスペックについて説明します。日本住宅性能表示基準に基づくと以下の性能指標があります。 01構造 ;耐震等級,耐風等級 02火災時の安全 ;感知警報器、耐火時間...
古庄正臣2018年4月11日2 分施主に考えて欲しいこと唐突ですが、まともな要求の出来ない施主にはまともな設計もご提案できません。 施主目線に立てば、住宅の建築が初めてなので何をどう考えて良いのか分からない。となってしまいますが、大きな目的から順番に内容を細かく煮詰めていけばそんなに難しいことではないと思います。...