初めて3次元設計を経験したのは、大学の卒論の挿絵で3Dパースを作図したときで、その時使用したソフトウェアはVectorworks(以前はMiniCADと呼ばれていました)でした。
それが25年前のことで、私の設計キャリアは2Dをすっ飛ばして、初めから3Dで始まったと言えます。その後、AutoCADやJW-CADの使用経験もありますが、私の一押しはやはりVectorworksです。初めて触れたCADソフトウェアが最高と感じる、これはきっと刷り込み効果なのでしょう。
3次元CADは、現代の設計には欠かせないツールとなってきました。私個人の経験から言っても、立体的な干渉を考慮するなら、3D CADの利用は不可欠です。もちろん、脳内で地道にモデリングしていけば何とかなるかもしれませんが、時間と労力を考えると3D CADの利用が最適です。
しかし、すべてが3D CADにおいて最高というわけではありません。例えば、テクスチャーにこだわり始めると、その作業にはかなりの時間が必要になります。そこで私のアプローチは、プレゼンテーションと検討図を兼ねて、白モデルで出力することにしています。細かいテクスチャーを設定し、カラーで出力するよりも、白モデルの方が人間の想像力を活かす助けになると考えています。
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