住宅性能評価

May 29, 2018

 住宅の客観的な評価指標として住宅性能評価というものがあります。平成11年の品確法制定に伴いこの制度は誕生しました。

 

 品確法がそもそも住宅の品質確保の促進等に関する法律という名前の法律なので、住宅の品質をどう確保するかが焦点なのです。ですが、住宅に関しては品質を測る物差しがなかったので、その物差しとして住宅性能表示基準が作られました。

 

 この制度を活用するかどうかは自由なのですが、活用(評価申請)する場合は最低4項目(構造・劣化・維持管理・省エネ)の評価することが必須になってます。理由は分かりませんが・・・

 

 では、この住宅性能評価にどんな価値があるのでしょうか?

・第三者目線の客観的評価が得られる

・構造等級は地震保険料を最大50%削減できる

・フラット35Sに利用できる

だいたいこの3つがお客さんが得られるメリットです。

 

 工務店は何のメリットもないのか?ということになります。工務店さんは自社基準を設けていることが多いです。そして、これは主観的に決められている場合も多いのです。ここに客観的目線を入れることで品質が上がることもあるでしょう。ほとんどの業者さんで新しい気づきを得られることかと思います。構造や省エネ基準など、めまぐるしく世の中の需要は変化しています。まずは世の中の物差しで、自分たちの住宅のレベルを測ってみてはいかがでしょうか?

 

 とは書いてみたものの、劣化や維持管理の基準なんて大した内容でもないので、実質的には構造と省エネの評価がメインです。許容応力度計算でより精密な構造チェックを行う。省エネ計算で数値で建物の性能を評価する。この二つが住宅性能評価で重要な部分なんだと思います。

 

 コスト的にはどうなのか?許容応力度計算(構造図と計算書)と省エネ計算(外皮計算と計算根拠図)は設計費に入ってますか?入っているのであれば、性能評価の申請にかかるコストはせいぜい20万円です。地震保険が割安になるのですぐに元が取れると思います。

 

 いろいろとありますが、私のような技術者寄りの建築士からすると、住宅性能評価ぐらいは今時取っていて普通でしょという感覚です。

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