理想は現実の延長上で捉えて欲しい

October 31, 2016

住宅のプラン(間取り)の検討をお客さんとしていると、理想と現実のとらえ方について考えさせられます。

例えば、子ども達の勉強スペース。これを作ったらそこで子ども達が勉強してくれると考えている方がいます。これは冷静に考えれば論理が破綻していて、机を買って与えれば子どもは勉強するはずだ。と言う論理と何ら変わりありません。

例えば、リビング。これも改めて考えると謎の空間です。そこはオーディオルームですか?客間ですか?昼寝スペースですか?安い設計料の物件では長くなるのでそんな話を持ち出したりはしませんが、よく考えないと、ぜんぜん使わない部屋が一番大きく面積を占めることにもなりかねません。

人の生活はそんなに突然変わりません。今の生活の延長線上で変化可能なレベルを想像して住宅を考えて頂きたいものです。

今現在気に入らない生活習慣があるのであれば、それを改善する努力をしていると思うのです。その努力の末に問題が住宅の間取りにある。と言うのであればそれは住宅プランにおいて良い課題だと思います。

ですが、努力をせずに「いつも机の上が散らかっている。収納が増えればこれが片付くはずだ。」なんて考えるのはちょっとおかしいと思います。現状を変える努力を今できていないのであれば、家が変わっても努力するはずがありません。

そういった人にたくさん収納のある家を提案したところで、それらの収納はいつの間にかよくわからない物であふれて、結局テーブルの上は散らかったままでいつもと変わらない雑然とした生活が営まれてくのだと思います。じゃぁそんな人たちに収納がいらないのかと?言われるとまぁそれはそれで必要なわけで、結局無難なプランに決まっていくと言うことになってしまいます・・・

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